わたプロ北甲支部では、たくさんの方にLGBTQ+について知ってもらいたい!という思いから、全国のSOGIEに関するコラムを定期連載することになりました!

記念すべき第1回目は、私たち北陸・甲信越についてです。

まずは、パートナーシップ制度を導入している自治体から見ていきましょう!

パートナーシップ制度を導入している自治体

・新潟県
新潟市(2020.04)、三条市(2022.09)、長岡市(2023.02)

・富山県(2023.03)

・石川県
金沢市(2021.07)、白山市(2021.12)、野々市市(2022.12)

・福井県
越前市(2022.10)、勝山市(2023.04)、鯖江市(2023.04)、あわら市(2023.06)

・長野県(2023.07)
松本市(2021.04)、駒ヶ根市(2022.04)、長野市(2022.12)

・山梨県
甲州市(2021.12)

交付件数は富山県が多く、24組だそうです!(わたプロ調べ)
やはり、県が導入しているというのが大きく関わっているのかもしれないですね!

やっほー

続いて、各県の取り組みについてご紹介します。

    ◆ 新潟県

    2022年10月23日、新潟県で初めて新潟プライドパレードが実施されました。北陸・甲信越で最もはやくパートナーシップ制度が導入された新潟市では、市を代表するチューリップをモチーフにオリジナル・アライマークが制作され、市をあげて当事者をサポートしています。

    ◆ 富山県

    県全体でパートナーシップ制度が導入されたことで、メディアでセクシュアルマイノリティについて取り上げられることが多くなりました。(中の人)は富山県に住んでいますが、少しずつ県民の意識が高まっているように感じます!

    主な活動団体は、レインボーハート富山さん。交流会や啓発運動と通じて、県での認知度を高める活動をされています。また、行政に働きかけ、小中学校でポスターの配布や講演会を実施しているとのことです。

     

    ◆ 石川県

    石川県は北陸で唯一プライドパレードが行われています。
    2021年からスタートし、今年は10月7〜9日(パレードは10月9日)に行われる予定です!
    主催する金沢レインボープライドさんは、当事者やアライの居場所作りのために『金沢にじのま』をオープンし、定期的にカフェイベントを開催しています。

     

    ◆ 福井県

    福井県の代表的な団体は「なろっさ!ALLY」さん、「レインボー敦賀 #ダイバーシティ」さんなどがいらっしゃいます。具体的な活動として、「なろっさ!ALLY」さんではLGBTQ+映画祭や講演会、「レインボー敦賀 #ダイバーシティ」さんでは交流会や勉強会をお子おなっています。

    また、最近、福井新聞ではジェンダーに関するコラムが掲載されています。例えば、元なでしこリーグの選手でトランスジェンダーを公表されている大嶋さん、山本さん、大川さんのお話が掲載されていました!(2023.07.23より)

     

    ◆ 長野県

    長野県には「Rainbow Fellows Nagano」さんがいらっしゃいます。主な活動は、お話カフェやお悩み相談です。

    長野県内でLGBTQ+に関する取り組みを行なっている企業は14%にとどまることが明らかになりました。(信濃毎日新聞の経済アンケートより

    他県に比べ中小企業が多いこともあり、取り組みが遅れている可能性がありますね。

     

    ◆ 山梨県

    甲府市を中心に活動する「CoPrism」さんは、交流会や学習会を通じて、自分自身を肯定し共生できる社会を目指しています!

    また、都留文科大学にはセクマイサークルがあり、学生が発起してアライとのつながりを作ったり、周囲の人々の意識を高めるような活動が行われています。

    県の取り組みとして、企業や高校生に向けた「LGBTQ+に関するパンフレット」が作成されました。

     

    北陸・甲信越など、地方都道府県でもLGBTQ+に関する活動は行われていますが、これらはほんの一部に過ぎません。当事者であっても、そうでなくても、みんなが暮らしやすい社会になるためにできることを考え、小さなことから始めていくことが重要なことなのだと思います。さまざまな背景を持った方々が自由に生活できる社会が実現できるように活動していきたいですね!(学生団体わたプロ北甲支部 中の人)